私たちは長年、調査研究、国際協力に従事してきた立場から、環境保全等に係わる政策提言を積極的に行っていきたいと考えています。 *戦略的環境アセスメント(以下SEA)の推進SEAとは、計画段階において可能な限り環境への影響を予測評価し、それを計画に反映させる手続きのことです。従来の環境アセスメントは、計画がほとんど固まった段階で行われる、いわゆる事業アセスメントでした。本段階では、計画に柔軟性がない場合が多く、環境保全上に問題が判明しても保全対策には限界がありました。そのようなデメリットを克服するために導入されたのが、SEAです。 *GIS地域推進母体の形成とそれへの協力地域におけるGISの推進体制(以下「推進母体」という)の構築は、全国的な課題となっています。推進母体には、行政と地域ニーズを橋渡し(GISの流通拠点)、多様な可能性に対応し(産学官の協力拠点)、GIS活用を推進していく(アドバイザリー拠点)ことが求められています。先進事例地としては、大阪府や三重県などがあげられます。 |